元祖・アラサー大学生が書きたいことを書く

思うところを気まぐれに綴っていきます

日商簿記3級に合格した話

前回に引き続き資格シリーズ(?)です。

今年の6月に日商簿記*13級を受験して合格しました。今回はその経緯とか勉強方法とか感想とかの話です。

日商簿記3級を受けようと思った理由

私は大学出た後に一般的な勤め人になるのは色々な理由で無理だと思っていて、私の気持ちとしてもこれまで働いてきた中で色々あった*2経緯から勤め人になるのを望んでいません。とはいえ今のところ不労所得を得られる見込みはないので、個人事業主・フリーランスとしてやっていけないものかと考えています。

個人事業主になったら避けられないのが帳簿付けや確定申告です。今は便利なクラウド会計システムが色々あって、別に簿記なんか知らなくても何とかなってしまうんでしょうが、流石に会計のことを何も分かっていないのはまずいだろうと言うことで、今のうちに簿記を学んでおこうと思ったのが主な理由です。

あとは最近読んだロバート・キヨサキの「金持ち父さん 貧乏父さん」や、橘玲の「貧乏はお金持ち」の影響でもあります。本の内容は割愛しますが、どちらにも「会計の知識があると色々と有利だよ」という旨のことが書かれていたのでその影響ですね。

簿記の勉強は全くのゼロからのスタート

私はそれまで全く簿記を勉強したことがありませんでした。

高校は普通科ですし、大学は工学部情報学科*3ですので、学校の授業で習ったことはありません。ましてや経理の実務経験があるわけでもございません。全くの素人です。

そんな私がどのように簿記を勉強したかご紹介します。

勉強方法

基本情報の勉強と同様に、テキストを読んで、その後過去問を解きました。簡単に言ってしまうとこうなります。

テキストに関しては、まず簿記初心者の人向けの本を読んで、その後日商簿記3級の本を読みました。

使用テキスト

超ド素人向けの簿記のテキスト
はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!

はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!

 

前述の通り、私は簿記・会計の知識は全くと言って良いほどありませんでした。

 このテキストは、そんな私のような簿記の知識が全くない人向けに書かれた入門書です。

複式簿記とは何か、借方と貸方、勘定科目の五大要素(資産・負債・純資産(資本)・費用・収益)、仕訳けとは何かと言った話題に始まり、仕訳帳・総勘定元帳への記入、決算処理、財務諸表の作成と言った簿記全体の流れを大まかに説明してくれます。

この本の内容は初歩的なんですが、とても分かりやすくて、最初にこの本読んでよかったなと思います。

と言うかこの本だけでも簿記の基礎をしっかりと勉強できてしまうので、もやは日商簿記3級の勉強をする必要はないのではとも思いました。そのくらい良いテキストだと思います。

日商簿記3級のテキスト
スッキリわかる 日商簿記3級 第10版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

スッキリわかる 日商簿記3級 第10版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

 

日商簿記のテキストは色々ありますが、その中のいわゆる「スッキリわかるシリーズ」と言うやつです。

上記の「初めての人の簿記入門塾」を読んで基礎の基礎は理解できていたので、最初からサクサクと読み進めることが出来ました。

要所要所に演習問題があるので、それを解きつつ読み進めることで一つ一つ着実に理解を重ねていきました。

また、3級試験の模擬問題が付いていまして、それの解説動画コンテンツが地味に良かったです。文章だけでは伝えにくい、口頭で教えるからこその解き方のテクニックを講師の方が解説していて、これは見ておいて良かったな思います。

私は基本的に独学派なんですが、こういうのを見ると人から直接教わるのも悪くないなと思いました。

過去問
スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集 2019年度 (スッキリわかるシリーズ)

スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集 2019年度 (スッキリわかるシリーズ)

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内容については特筆すべき点はありません。

強いて言うならば、予想問題と過去問題の難易度の差ですね。過去問より予想問題の方が難しい。

過去問は満点近く取れるんですが、予想問題は結構手強くて若干心が折れました。まぁでも、過去問より予想問題の方が難しいのはある意味当たり前ですよね。本試験で予想問題より簡単な問題が出たらまずいですから。

とはいえ合格基準である70点は余裕で超えていたので、まぁ合格するだろうと舐めプモードで試験当日を迎えたのです。

試験当日

3級は集合時間が9時前と、何気に情報処理技術者試験より早い! とは言っても会場が私の所属する大学だったので、1限に行くのと変わらない感覚で会場入りしました。

出席率は基本情報より圧倒的に高かったです。ざっと見た感じ8から9割くらい。

受験者の年齢層は20代前半くらいの人が多かった気がします。高校生っぽい人や60代くらいの年配の人もいました。男女比は半々かやや女性が多いかなという感じ>

ラッキーなことに、一番後ろの席でした。その上、前の席の人が欠席していたので圧迫感を感じることなく試験を受けることができました。

それから、念の為電卓を2つ持って行ったのですが、机に2つ電卓出してる人は私以外に見当たりませんでした。流石に簿記3級レベルの試験で呼び電卓使う人はいないのか。

試験は事前に過去問演習を割としっかりしていたこともあってサクサク終わりました。試験時間は2時間何ですが、1時間ぐらいで解き終わったので華麗に途中退室をキメました。

採点結果は分かりませんが*4、感触的におそらく満点なんじゃないかと思います。つまらないミスしてなければ。

感想

簿記を勉強してみて感じたのは、複式簿記というシステムの理性や美しさですね。この仕組みを考えた人は凄いなあと思います(小並感)。

3級は簿記の本当に基本的なことしかやらないので正直物足りないなと思いました。元々2級まで受けるつもりでしたので、3級の受験直後に2級の勉強も始めました。2級は11月に受けます。

それから、簿記の勉強に欠かせないのが電卓です。電卓をズババババっと叩いて試算表の貸借が一致したときは気持ちが良い! 簿記の学習を通して、電卓を打つことの快感(?)に目覚めました。

というわけで次回はこの電卓について書きたいと思います。

*1:正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」

*2:あえてボカしてします。詮索しないでください

*3:正確には「情報理工学部総合情報学科」だがややこしいので学外の人には工学部情報学科と言っている

*4:商工会議所によってはWebで点数を確認できたりするらしい。私が受けた商工会議所では、申し込み時に追加で200円払えば合否と採点結果を郵送で通知してくれるが、200円ケチって結果通知は申し込まなかった。