元祖・アラサー大学生が書きたいことを書く

思うところを気まぐれに綴っていきます

基本情報技術者試験に合格した話

どうも。久しぶりのブログ更新になってしまいました。夏休みに突入したので、ちょくちょく更新していこうと思います。

 

さて、平成31年度*1春季基本情報技術者試験を受験して合格しました。

受験から半年近く経ってて今更感はあるのですが、経緯とか勉強方法とか感想とかを簡単に。

 

基本情報を受験しようと思った理由

なぜ基本情報を受けようと思ったかというと、これはほとんどノリと勢いです。

後学期の最終試験日、私は朝早く学校に行き、コンピューターネットワークの試験に向けて「マスタリングTCP/IP 入門編」の内容をカンペ*2に書き込んでいました。

その作業*3がひと段落して、ちょっと休憩と思ってTwitterを見ると「今日が情報処理技術者試験の申込締切なのでお忘れなく」というツイートが目に飛び込んできました。

 

情報処理技術者試験については一応なんとなくその存在を知ってはいましたが、それまでは受験しようと思ったことはありませんでした。ですが、そのツイートを見てふと興味が湧いてきたのです。結局、締切時刻がその日の夕方だったということもあり、期末試験終了後に申し込み。

一応それっぽい理由を述べるとするなら、これまで大学で学んだことの復習・確認になればという思いがありました。私は大学でコンピューターサイエンスを学んでいますが、現在学部5年目です。そうです4年で卒業できませんでした。卒業には少なくとももう2年かかる見込みです。そんな中でこれまで一体自分は何を学んできたのだろうか、学んだことは自分の身になっているんだろうかというようなことを考えていました。そんな時に情報処理技術者試験についてのツイートを見て、ちょっと力試しみたいなことをしたくなったのかもしれません。

他にも理由っぽいのはあるけど長くなるから割愛。

で、情報処理技術者試験の中には色々な試験区分がありますが、基本情報を受けることにしました。色々調べて、ITパスポートだといくらなんでも簡単すぎるだろうし、いきなり応用情報受けるのはなかなかハードルが高そうだということで。こうして春休みに入ったその日から、私は基本情報技術者試験に向けて勉強を開始したのです。

 

勉強方法

勉強の仕方は至ってシンプル。まずテキストを1回通読しました。その後に過去問を解きました。

基本情報の午後試験にはプログラミングやアルゴリズムの問題が出ますが、そのためにプログラミングやアルゴリズムを新しく勉強したりはしませんでした。そこら辺は既に持っている知識で戦いました。

使用テキスト 

(全文PDF・単語帳アプリ付)徹底攻略 基本情報技術者教科書 2019年度

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まずはこのテキストでインプットを行いました。

使っておいてなんですが、この本はあまり良くない気がします。

大学の授業で習って内容を知っているような分野はまだ良いんですが、未知の分野だと説明が分かりにくく感じました。不親切と言いますか、簡潔すぎるといいますか、読んでいても内容が頭に入ってきにくい感じ。

基本情報技術者試験に出題される内容については一通り理解している人が、試験前に内容を軽く確認するというような場合には良いのかもしれません 。

Amazonでの評価も低いですね。一応大学生協の店舗に売ってたから買ったんだけどなぁ......。

 

さんざんディスっていますが、テキストはこれしか利用しておりません。

各章についている演習問題を解きつつ、1回通読しました。

 

(PDF・スマホ単語帳付)かんたん合格 基本情報技術者過去問題集 2019年度春期 (Tettei Kouryaku JOHO SHORI)

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4月になって大学が始まってから過去問を解き始めました。

午前問題は1問解くごとに、午後問題は大問ごとに解いては解説を読んでいきました。

問題を解いている時間はストップウォッチで測って、試験時間内に終えられるように気をつけました。

試験時間は午前と午後、それぞれ2時間30分なんですが、なかなかまとまった時間が取れなくて一つの回の過去問を一気に解くということは中々出来ませんでした。ストップウォッチで回答時間を測りつつ、何日かに分けて解いていくような感じでした。

午前はいわゆる一問一答形式なのでそれほど大変ではないんですが、午後は問題文が長くて解くのに時間もかかるので、通しで解く練習をもっと良くしておくべきだったなあと思います。時間配分とかありますからね。まあ合格したから良いけど。

午後のプログラミング問題の言語は、授業でも扱って個人的にもそれなりに勉強したC言語を選択することにしました。

試験当日

巷では(というかTwitter上では)情報処理技術者試験は早起きして試験会場にたどり着けるかどうかを見る試験だ、なんて冗談で言われてますね。俗に言う起床試験・会場到着試験というやつです。更に申込試験なんていうのもあるらしいですが……。

私はそれらのハードルは難なくクリア。いや、当たり前ですけどね。それまでに費やした勉強時間と受験料を無駄にするわけには行きません。

 

会場に着いて試験の説明が始まっても空席が目立ちました。出席率は概ね6割と言ったところでしょうか。案外試験前のハードルで脱落する人が多いのか。というのは冗談としても、合格は無理だと諦めて来ない人が多いんですかね? 勤め先に命じられて受験申込したような方々はモチベーションがそれほど高くないのかもしれません。まぁ日曜日ですしね。

ちなみに受験者の年齢層は20代後半ぐらいの人が多めでした。ちょうど私と同じぐらいの年代の人が多かった印象。女性も意外と少なくありませんでした。2・3割くらいだったと記憶しています。

午前試験

午前試験は基本的に一問一答形式ということもあり、サクサク解けました。知識問題は分からない場合は考えても分からないから、その時は適当にマークシートを塗りつぶし。計算問題は時間がかかるものもありましたが、それでも余裕で解き終わったので、試験時間を30分程残して途中退室をキメてやりました。

前後の席の人が欠席していたのも幸運でした。目の前やすぐ後ろに人がいると気が散りますからね。

午後試験

午後は正直手こずりました。問題文がやたらと長くて読むだけで疲れます。

過去問を解いていても回によって難易度に差が感じられましたが、今回の試験は結構難しかったと思います。

必答のセキュリティ問題、配点の高いアルゴリズム問題とプログラミング問題は解き終えましたが、その他の大問は前述の問題に時間を取られたこともあって中々苦労しました。結局時間が足りず、最後の大問1個は丸々諦めてマークシート塗り絵しました*4

基本情報の午後は日本語読解力試験だ!

過去問演習してるときや本番の試験でも思いましたが、午後試験は情報系の試験というより、むしろ日本語の読解力試験だなと思いました。

もちろん情報系の知識は必要なんですが、それ以上に長い文章を短時間で読んで理解するような能力が求められます。

地頭の良い人なら過去問演習しなくても合格できるような気がします。私は文章を読むのが遅いので結構危なかったです。繰り返しになりますが、もう少し過去問解いて練習しておくべきだったと思います。

合格

午後試験があまり出来なかったので、正直合格は無理かもと思っていました。

ですが午前85点、午後67.5点で無事合格*5しました。合格率2割ほどの試験に、ギリギリとは言え一応一発で合格出来たのは嬉しいですね。

 

私は今まで資格らしい資格は運転免許ぐらいしか持っていませんでした。

資格試験を受けてみて思ったのが、身銭を切ると勉強に身が入るなということです。学生である私にとって決して少なくない、5,700円という受験料と、テキスト代をつぎ込んだわけですから、なんとしても一発合格するぞという気持ちになります。

 

それから、大学の授業の復習になればという思いで受験したと書きましたが、その点ではあまり意味がなかったような気がします。簡単と言うと語弊がありますが、あくまで基本情報は色々な知識を広く浅く求められるような試験なので、大学の授業で扱うような微に入り細を穿つような話はあまり出てきません。だから正直ちょっと物足りない気もします。

と言うこともあって、実は10月に今度は基本情報の1ランク上位の試験である応用情報技術者試験を受けます。こちらに関してもいずれ書こうと思います。

 

とまあ、長々と書きました。

実は基本情報の2ヶ月後に日商簿記検定試験の3級を受けたんですが、これについては別の記事で。

*1:試験は4月にあったため、令和ではなく平成なのだ

*2:手書きに限り1枚だけ持ち込みが許可されていた

*3:勉強とは言わない

*4:ちなみにマークシート塗り絵した部分は全部不正解でした。いくらマークシートといえどランダムに解答しても点は稼げないものですね。それでも合格できたってことは逆にちゃんと解いた部分は正答率が高かったってことなのでそこは良かったと思っています

*5:合格基準は午前と午後それぞれ60点以上