元祖・アラサー大学生が書きたいことを書く

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初めての海外旅行でロシア(ウラジオストク)に行った話 その2 -到着編-

その1からの続きです。 

 

成田空港のカウンターでパスポートとビザを提示し、航空券を受け取ります。保安検査と出国審査を通過し、いよいよウラジオストク行きの飛行機へ乗り込む時間が近づきます。ここで、ある問題を思い出しました。というより、分かってはいたけど放置していた問題です。そう言語の問題です。

某映画の台詞通り、私は「すまねぇロシア語はさっぱりなんだ」と胸を張って言えるほど(胸を張るな)ロシア語が分かりません。知ってるロシア語の単語と言えば「ズドラーストビチェ(こんにちは)」と「ハラショー(素晴らしい)」ぐらいです。さすがにそれではまずいと思い、もはや手遅れの感はありましたが空港内の書店でロシア語会話集を買いました。

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 会話集をパラパラめくりつつ待っていると、あっという間に搭乗時間がやってきました。飛行機まではバスで向かうようです。バスを降りて目に飛び込んできたオーロラ航空の飛行機はこちら。

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まさかのプロペラ機である

地面から直接乗り込めるほど小さな飛行機、そうプロペラ機である。初めての国際線で初めてのプロペラ機です。

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機内

機内の様子です。2+2の座席配置となってます。飛行時間は2時間程度と短く、機内食の提供はありませんが、飲み物のサービスはありました。空港で買った会話集を眺めていると(覚える気無し)、いつの間にか飛行機は日本海を超えてユーラシア大陸上空に。

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シベリアの大地

ほどなく飛行機はウラジオストク国際空港に着陸。それほど大きな空港ではなく、日本の地方空港のような雰囲気。バスでターミナルまで連れて行かれ、入国審査と税関を通過しターミナルの一般エリアに足を踏み入れます。ついにロシアに来てしまいました。

ロシアに入国して一番初めにしたこと、それは現地通貨の確保です。空港内のATMに行き、あらかじめ海外キャッシングの申し込みをしたANA学生マスターカードでロシアルーブルの引き出しを試みます。暗証番号を入力し、金額も入力し、さあ現金よ出でよ!と待ち構えていると、出てきたのはカードとレシートのみ。どうやら何らかのエラーによって引き出せないようです。

まあ想定内のことです。そんなこともあろうかと、別のカードでも海外キャッシングの申し込みをしておいたのです。 その名もエポスカード。こいつをATMに挿し込んでもう一度同じ操作を試み、3,000ルーブルの現金を無事手に入れることが出来ました。ありがとうエポスカード

ちなみに1ルーブルは日本円で概ね2円程度。金額を2倍すると日本円に換算できます。つまり3,000ルーブルは6,000円相当の金額です。

現地通貨を入手して次にしたこと、それはsimカードの購入です。海外一人旅ということもあり、スマホが使えないと情報が容易に入手出来ず不安です。空港内にsimカードを売っている店があるので、そこでデータ通信用のプリペイドsimを購入しました。金額はうろ覚えですが、3GBで800ルーブル程度だったと思います。クレジットカードでの支払いは出来ないとのことだったので、先ほど手に入れたばかりの現金を使いました。simカードはお店の人が取り替えてくれました。

現金と通信手段を手に入れたらもう空港に長居する理由はありません。市内へ移動します。ウラジオストク空港から市内へは電車で結ばれていますが、本数が1日5往復程度しかなく、私が到着した夕方6時ごろには既に最終列車 が出発済み。他にもバスが1時間に1本程度ありますが、荷物もありどこで降ろされるかも分からなかったので素直にタクシーを使いました。

ターミナル内のタクシーカウンターで申し込み代金を支払います。ここではクレジットカードが使えて、ウラジオストク市内までの料金は1,500ルーブルでした。支払い後、伝票のようなものを受け取り私が乗り込むタクシーの番号と車種を伝えられます。なんとプリウスです。

タクシー乗り場で待っているとそれっぽいプリウスがやって来ました。でも伝えられた番号が違うような...。プーチン並みにガタイの良い白人おじさんドライバーにビビりつつ伝票を見せると、「OK、乗れ」というジェスチャー。若干の不安を抱えつつ日本からの中古車と思われるおんぼろプリウスに乗り込みます。ロシアは右側通行なので左ハンドル車が主流のはずなのですが、この車は当然日本と同じ右ハンドル。というかメーターには日本語のメッセージが表示されています。ドライバーのおじさん絶対意味分かってないだろ。

で、どこに行くんだ?」というようなことをロシア語で(多分)聞かれたので、ホテルの住所が書かれたエクスペディアの予約票をドライバーに手渡します。

ところが、この予約票にはホテルの住所が英語で書かれておりロシア語の表記がなかったせいなのか、ドライバーが「おいおいこれじゃあ分からないぜ〜、どうするんだよ」と(多分)ロシア語で騒ぎ始めました。仕方ないのでGoogleマップで住所を調べようとしたら、ドライバーが予約票に書かれてたホテルの番号に電話してくれて「OK多分行けるぜ」的な流れになりました。強面だけど案外良い人なのかもしれません。

 空港から市内までは1時間ほどの道のりです。夕方ということもあり、仕事終わりなのか市内に入ると道路は結構混雑していました。タクシーの運転はかなり荒々しくて、割り込んだり割り込まれたり車間距離詰めたりクラクションを鳴らしたりは当たり前です。早くもおそロシアの片鱗を味わいます笑。途中ロシアっぽい建物があったので車内から写真を撮りました。

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タクシーから見えた建物

なんだかんだで無事宿に到着しました。ホテルは市内の中心部にあるウラジオストク駅から徒歩5分程度の場所にあるこちらのホテルです。このホテルは英語がしっかり通じるので安心しました。チェックイン後、昼から何も食べていないこともあり、ふと空腹に気付きます。夕食を食べに行きたいと思います。

(その3へ続く)